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カテゴリ:クラシック音楽( 106 )

インバル/ベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団

昨日、3月以来の今年2回目のコンサートに出かけた。

2019年7月7日(日)愛知県芸術劇場コンサートホール 14:30~

ワーグナー 楽劇「トリスタンとイゾルデ」より前奏曲とイゾルデの愛の死
ワーグナー 楽劇「ニュルンベルグのマイスタージンガー」より第1幕への前奏曲
<休憩>
ブラームス 交響曲第2番ニ長調 作品73
<アンコール>
ブラームス ハンガリー舞曲第1番

指揮:エリアフ・インバル
管弦楽:ベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団

3月のコンサートの指揮者もインバルであったが、
私の好きな曲目、さらに旧東ドイツの流れをくむベルリン交響楽団(旧称)ということで、
発売と同時にネットでチケットを申し込んだ。

席は安価なA席の3階5列36番。
安価といっても13,000円で3月の東京都交響楽団の4,500円に比べるとかなり高価。
今回も大学・会社の先輩Oさんと一緒だった。

3階の客の入りは約20%とかなり空席が目立った。

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有名でないオケとチケットの価格から売上が悪かったのだろう。


舞台には16-14-12-10-8(に見えた)の普通配列の弦、3管編成のオケが並び、
トリスタンとイゾルデの演奏が始まった。
チラシではマイスタージンガーの方が先であったのでインバルが変更したのだろう。
最初にチェロの柔らかい音が聞こえてきたので大いに期待したのだが、
木管群の響きは何だかバランスが悪く、
第1、第2バイオリンからはギスギスした乾いた音が聞こえてきた。
ベルリン・コンツェルトハウスの音なのか、
それとも3Fの客席に人がほとんど座っていないために、
ホールの音響バランスが影響しているのか、
とにかく私には少し不満足なオーケストラの響きだった。

インバルはいつものように淡々と指揮しているという印象であったが、
イゾルデの愛の死の終了部分などの盛り上がる箇所では、
意識的にテンポを動かしメリハリを付けて演奏していた。
また、マイスタージンガーは相当にテンポが早く、
私的には昔の指揮者のようなテンポを落とした荘厳な演奏を聞きたかった。

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前半が終わって会場からは大きな歓声があがったが、
私は少し不満であった。

20分の休憩の後は、木管が2管編成になったが弦などは変わらず、
ブラームスの交響曲にしては少し大きめの編成で交響曲第2番が始まった。
すると前半とは全く異なる音が聞こえてきたではないか、、、

木管からはバランスが良い柔らかな音色が聞こえてくるし、
第1、第2バイオリンからは前半のようなギスギスした音が聞こえなくなった。
木管はオーボエ以外はトップが変更になり、ホルンのトップも変更になったので、
木管の音色が全然違ったのは当然と納得したが、
バイオリンはコンマスが変わっただけで音色も変わってしまうのだろうか、、、

オーケストラからは前半とは全く異なる素晴らしい響きが聞こえ、
大好きなブラームスの交響曲第2番を大いに楽しんだ。
第1楽章、第2楽章のホンルのソロも全くミスが無く、
柔らかいホルン独特の音色が素晴らしかった。
また第2楽章のチェロとファゴットによる長くて美しいメロディーも素晴らしく、
私が大好きな再現部も期待通りの感情がこもった演奏だった。
インバルの第4楽章の盛り上げも素晴らしく、
本当に感動的なブラームスの交響曲2番であった。
インバルは各楽章の間でほとんど休むことなく演奏を続けたが、
何か意図があったのだろうか?

ブラームスの交響曲2番では、
ベーム/ウイーンフィル、ザンデルリンク/ドレスデン歌劇場管弦楽団の演奏が好みだが、
昨日のインバル/ベルリン・コンツェルトハウスも本当に素晴らしかった。

前半は期待外れであったが、後半の感動的なブラームスの交響曲2番を聞けて、
チケット代金は13,000円と少し高かったが、十分満足した演奏会だった。

次は8月のワーグナーの神々の黄昏。
愛知祝祭管弦楽団のリング・プロジェクトの最終公演で
大いに楽しみだ。
by osamukunn | 2019-07-08 07:25 | クラシック音楽 | Comments(0)

インバル/東京都交響楽団

約一年ぶりにコンサートに出かけた。

2019年3月24日(日)愛知県芸術劇場コンサートホール 14:00~

ブラームス 悲劇的序曲 作品81
チャイコフスキー ロココ風の主題による変奏曲 作品33*
<休憩>
ショスタコーヴィッチ 交響曲第5番ニ短調 作品47

指揮:エリアフ・インパル
チェロ:ガブリエル・リプキン*
管弦楽:東京都交響楽団


芸大のコンサートホールの改装も終了し、席は安価なA席(4,500円)、3階2列25番。
今回も大学・会社の先輩Oさんと一緒だった。

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舞台には16-14-10-10-8(に見えた)の普通配列の弦、2管編成のオケが並び、
悲劇的序曲の演奏が始まった。
一年ぶりの生のオーケストラの音は素晴らしく
特に低弦の響きはズシンと体に伝わってきた。
木管の響きは少しギスギスしていて、ふくよかな音に聞こえなかったのは残念であったが、
オーボエとホルンのトップは上手かったという印象。
インパルは特に目立つような表現はせず淡々と指揮していたという印象だった。

続いて弦が12-10-6-6-4と小編成になり、その後チェリストが登場し、
チャイコフスキーのロココ変奏曲が始まった。
馴染みが薄い曲であったため、前夜の深酒の影響もあって、
途中でウトウトしてしまったので特に感想はなし。

20分の休憩の後は、悲劇的序曲とほぼ同じ編成のオケに加えて、
ハープ2台、ピアノ、さらに多くのパーカッションが加わった、
大編成のメンバーが舞台に並んだ。
普通は暫くの静寂の後に指揮者が登場するのだが、
インパルはなかなか現れなかったので何かあったのだろうか?

ショスタコーヴィッチの5番は時に大げさな演奏になりがちであるが、
インパルはこの曲も淡々と快テンポで指揮していた印象であった。
しかし、さすがに第4楽章のコーダ部ではオーケストラをグイグイ引っ張り、
感動的かつ圧倒的な演奏を聴かしてくれた。

久々に生のオーケストラの響きを体感でき(まさに体で感じた)、
名古屋まで出かけた価値があったと感じた演奏会であった。


by osamukunn | 2019-03-26 08:18 | クラシック音楽 | Comments(0)

トヨタ・マスター・プレイヤーズ、ウィーン/マーラー交響曲第1番「巨人」

昨日、久々にコンサートに出かけた。
調べてみると昨年9月のペトレンコ、バイエルンの「タンホイザー」以来、
管弦楽コンサートとしては昨年3月の大野、東京都交響楽団以来なので、
一年ぶりのオーケストラ・コンサートだった。

2018年3月28日(水)フォレストホール 19:00~

モーツアルト 歌劇「フィガロの結婚」序曲K.492
モーツアルト ヴァイオリン協奏曲第3番ト長調K.216
<休憩>
マーラー 交響曲第1番ニ長調「巨人」
(アンコール:J.シュトラウス ウインナワルツ:曲名は何だったか・・・)

指揮:大植英次
管弦楽:トヨタ・マスター・プレイヤーズ、ウイーン
名古屋フィルハーモニー交響楽団


芸大のコンサートフォールが改装中の為、会場は金山のフォレストホールだった。
席は最も安価なB席(4,000円)、4階1列18番。
以前もこの会場で聴いたことがあるが、こんなに残音が少なかったか?という印象だった。
コンサートでいつも一緒になる大学・会社の先輩Oさんは今回はパスされたようだった。

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舞台にはトヨタ・マスター・プレイヤーズ、ウイーンのメンバーが登場し、
「フィガロの結婚」序曲が始まった。
弦は5-4-3-2-3と少人数で指揮者は無し。
開始早々ファゴットがミスをし、
聞こえてくる弦の音はウイーンらしさが全く無い乾いたものだった。
次のヴァイオリン協奏曲になっても同じように感じたのは、
久々のコンサートからだったのか、あるいは会場の影響だったのか?
とにかく、ガッカリしてしまった。

モーツアルトのヴァイオリン協奏曲の1楽章のカデンツアは誰の作品を使ったのであろうか?
やたら長くて、メロディーはモーツアルトらしくなく、とても古典派という音楽では無く、
大いにミスマッチしていた。
2楽章では、管がオーボエではなくフルートが使われているのに初めて気付いたが、
フルートが特に効果的に使われているとは思わなかった。

とにかく期待外れの前半だった。


20分の休憩の後には名フィルのメンバーが加わり、
14-14-14-10-8の普通配列の弦と3管編成、ティンパニ2台、ハープ1台などの
大編成のオーケストラが並んだ。

大植さんが現れ演奏が始まったが、1,2、3楽章と過ぎても期待した音楽が聞こえてこない。
各フレーズ毎に音楽が止まるような印象が強く、
全体としての流れが悪くなっているように感じた。
また、メロディーラインが聞こえ辛く、
逆に言うと裏メロディーがやたら目立つ箇所が多かったが、
これらは大植さんが故意にしているのか・・・。
このまま演奏が終わるのかと思っていたら、4楽章は本当に素晴らしい熱狂的な演奏で、
大いに感動することが出来た。
私は、1,2,3楽章と4楽章の出来に大きな差があるように感じたが、
これは少ない練習時間が原因だったのであろうか?
スケジュールを見ると、「巨人」を練習する時間は前日の27日、
演奏会当日の28日の2日間しかなく、
大植さんの意図が充分にオーケストラに伝わらなかった可能性があるのではないかと思った。


約1年ぶりのオーケストラ・コンサートであったが、良かったのは「巨人」の4楽章だけという、
期待外れの演奏会であった。
ただし、ラッキーなことがあった。
パンフレットにシールが貼ってあってあれば非売品のCDが貰えるということであったが、
何と私のパンフレットにはシールが貼ってあった。

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by osamukunn | 2018-03-29 14:00 | クラシック音楽 | Comments(0)

「カルーソー」

BSプレミアムで放送された「パヴァロッティ没後10年記念コンサート」を観ていて、
初めて聞く「カルーソー」という歌に感動させられました。

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出場した歌手はパヴァロッティの持ち歌を歌うのですが、
途中でパヴァロッティの歌声が映像と共に現れ、掛け合いで歌うと言う面白い演出でした。

クラシック音楽は少なくイタリアの歌が多く、知らない歌ばかりでしたので、
早送りをして観ていたのですが、「カルーソー」だけは最後まで観てしまいました。
フィオレッラ・マンノイア(Flirella Mannoia)という女性歌手が歌ったのですが、
男のような低くて太い歌声で歌い、聞いていて本当に感動しました。

「カルーソー」という歌、
イタリア的な情熱とセンチメンタリズムが溶け合った心に沁みる本当に素晴らしい歌です。

以下、YouTubeで探した幾つかの映像を紹介します。

①パヴァロティ


②ルチオ・ラッダ(この曲の作曲家。日本語歌詞有り)


③Andrea Bocelli (映像・音声良し)


④Lara Fabian (女性歌手。この曲には女性の声が合うか?)


⑤Paula Seling (同じ女性歌手でも④とは声質が違います)


皆さんは誰の「カルーソー」が好きですか?
私は最初に聞いたFlirella Mannoiaの影響か④のLara Fabianが良いですね。

<2018.6.21追記>
グルメのアキさんのコメントを見てさきほどYouTubeを検索したら、
フィオレッラ・マンノイア(Flirella Mannoia)の「カルーソー」の映像が
アップされていました。




by osamukunn | 2018-01-29 08:06 | クラシック音楽 | Comments(2)

バイエルン国立歌劇場来日公演「タンホイザー」

2017925日(月) NHKホール 15002000


リヒャルト・ワーグナー作曲 歌劇「タンホイザー」全3


指揮:キリル・ペテレンコ

演出・美術・衣装・照明:ロメオ・カステルッチ


領主ヘルマン:ゲオルク・ツェッペンフェルト

タンホイザー:クラウス・フロリアン・フォークト

ヴォルフラム:マティアス・ゲルネ

エリーザベト、領主の姪:アンネッテ・ダッシュ

ヴェーヌス:エレーナ・パンクラトヴァ

バイエルン国立管弦楽団

バイエルン国立歌劇場合唱団


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昨年のウイーン国立歌劇場の「ワルキューレ」に続いて

バイエルン国立歌劇場の引っ越し公演を観に行くことにした。

安いE、F席をネット発売日に取ろうとしたが今期もダメで

仕方なくD席(32,000円)を確保した。

E,F席をゲットするのにはどうしたら良いのだろうか?

今年も東京にはフリッカと二人で車で行くことにして

義姉のマンションに二晩お世話になった。


会場のNHKホールは初めてで、席は3階C9列41番。

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NHKホールは公演が始まっていなくても何故か撮影禁止。
あわてて写真を撮ったのでピンボケになってしまった


総座席数約3,500の巨大ホールの最上階で、しかも後ろから5列目という席。

舞台は全部見えたが、オーケストラ・ピットは半分ほどしか見えず、

ペトレンコの指揮は全く見えず。

しかも前に大男が座ったので舞台が一部隠れてしまった。

ただし、舞台をずっと観ていなければならないような演出では無かったので、

途中から音楽に集中できて気にならなくなった。


今回の公演を観に行こうと思ったのは次期ベルリン・フィルの音楽監督になる

ペトレンコの指揮する音楽を聴いてみたかったから。

一言で感想を述べるなら極めてオーソドックスな演奏で、

悪く言うと平凡でワーグナー独特の重厚感を感じる場面も少なかった。

これには、NHKホールという巨大なホールが影響して

オーケストラの音がどうしても弱くなるのが影響しているのかもしれない・・・


バイエルン国立歌劇場管弦楽団は、特に大きなミスも無く無難な演奏をしていた。

木管のバランスが良く心地よい響きを楽しむことができた。


次に演出について。

イタリア人演出家ロメオ・カステルッチによる演出はシンプルで絵画的だが

オペラのストーリーとの関係性が全く分からず、

読み替え演出でもないようだった。

また歌手の動きはほとんど無く、一昔前のオペラを観ているような感じ。

序曲が始まると弓矢を持ったトップレスの女性が多く表れ

中央上部の人間の顔に向かって矢を放つ。

一体どんな意味があるの?

2幕では中央に四角い箱が置かれていて、この箱に字のようなものが現れたり、

最後はグロテスクなタコのような物体が浮かび上がる。

全く意味不明。

さらに3幕では、

タンホイザーとエリーザベトの御棺のような物が置かれているが、

そこには「クラウス」と「アンネッテ」と書かれていた。

歌手の名前とはどういう事?

とにかく最近のオペラは意味不明な演出が多く音楽に集中できない。

困ったものだ。


最後に歌手について。

タンホイザーのクラウス・フロリアン・フォークトはさすがの美声であるが、

彼にはこの役には向いていないのでは?

もっともクラウスの「ローエングリン」のタイトルロールが

本当に素晴らしいからかもしれない。

エリーザベトのアンネッテ・ダッシュも

「ローエングリン」のエルダの印象が強く私には何か物足りなかった。

「タンホインザー」の主役とも言えるヴォルフラムのマティアス・ゲルネには

少しガッカリさせられた。声が不調だったかも?

聞かせ所の3幕の「夕星の歌」では歌声が小さく感動できなかった。


良かったのはバイエルン国立歌劇場の合唱団。

舞台裏からのppによる合唱を聞いていて鳥肌が立ってきた。

またクライマックスの「巡礼の合唱」は本当に力強く、

NHKホールという巨大なホールでも男性合唱が朗々と響いていた。


ペトレンコの「タンホイザー」、期待していたほどの感動は得られなかったが、

素晴らしい合唱を生で聴けて、

わざわざ東京まで聴きに行った甲斐があった思った。



by osamukunn | 2017-09-27 08:18 | クラシック音楽 | Comments(2)

バイロイト音楽祭2017現地便り

私が何時も読んでいる2つのブログが期せずして同時に、
今夏のバイロイト音楽祭の現地レポートをしています。


今年の新制作「ニュルンベルグのマイスタージンガー」の評判が良いようで、
バイロイトでは珍しく終幕後にブーイングが出なかったとのこと。
バリー・コスキーによるワーグナー家を中心にした読み替えの演出が
注目を集めているようです。

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昨日の午前0時よりNHKBSプレミアムでこの上演を放送していましたので、
当然、録画しました。

とりあえず前奏曲から1幕の途中まで、そして3幕の途中から終幕まで観てみたのですが、
ワーグナーの音楽よりもバリー・コスキーの演出に重きを置いた上演だと感じました。
前奏曲などはテンポが速く、舞台で演じられるワーグナー家のドラマのBGMのようで、
「マイスタージンガー前奏曲」独特の荘厳なイメージは全くありませんでした。

3幕通して鑑賞したら、またブログ・アップします。


by osamukunn | 2017-08-22 07:40 | クラシック音楽 | Comments(0)

大野和士/東京都交響楽団

先週の日曜日に久々にコンサートに出かけた。
風邪をひいて体調が万全で無かったので感想を書くほど集中できなかったが、
記録のために書いておく。

2017年3月19日(日)愛知県芸術劇場コンサートホール 14:00~

ブラームス ピアノ協奏曲第1番ニ短調 作品15
<休憩>
ブラームス 交響曲第4番ホ短調 作品98
(アンコール:ブラームス ハンガリー舞曲第2番)

指揮:大野和士
管弦楽:東京都交響楽団
ピアノ;シュテファン・ヴラダー(ニコライ・ルガンスキーから変更)

席は音響的に全く問題が無い3階3列37番のA席で4,500円と良心的な値段。
国内オーケストラのコンサートは手頃な料金なのでありがたい。
なお、今回の演奏会も大学・会社の先輩Oさんと一緒だったが、Oさんはいつものように2階席。

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舞台の上には協奏曲としては大編成の12-12-10-8-6の普通配列の弦と
2管編成のオケが並んでブラームスのピアノ協奏曲1番の演奏が始まった。
ピアノ・パートがある交響曲と称される曲だけあって私も好きな曲であるが、
二日前ほどから風邪をひいて薬を飲んでいたせいか半分ぐらいウトウトしてしまった。
急遽、ピアニストが変わったせいか、ソリストのアンコールは無かった。

休憩の後は、気合を入れて聞くことにした。
おかげで、今度は居眠りをすることなく大野和士のブラームスを楽しむことができた。
私にとって大野和士はオペラ指揮者の印象が強くて、
彼が指揮するオペラ以外の曲を聴いたのは初めてかもしれない。
全体的な印象としてはオーソドックスな演奏で安心して聴くことが出来た。
メローディーラインの中で最高音部近くでテンポを意識的に落として演奏している箇所が
数か所あり、新鮮に感じた。
2018年9月より新国立劇場オペラ芸術監督に就任するようなので、
彼のオペラを生で聴いてみたいと思っている。

東京都交響楽団は以前インパルの指揮で聴いたことがあるが、
今回も素晴らしい演奏を聴かせてくれた。
ただし、トランペット、トロンボーンの金管部が弱いという印象も持った。

次の演奏会の予定はまだ決まっていないが、
今秋のバイエルン国立歌劇場の来日公演のタンホイザー(指揮:ペテレンコ)のチケットが
今週土曜日の22:00から発売になるので、
何とか安い席をゲットしたいと思っている。
by osamukunn | 2017-03-23 08:48 | クラシック音楽 | Comments(0)

カッチーニのアヴェ・マリア

午前にBSプレミアムで「らららクラシック」の再放送を見ていました。

クリスマス時期とあって3人の作曲家の「アヴェ・マリア」について放映していました。
3人の作曲家とは、グノー、シューベルト、カッチーノ。

私はグノーとシューベルトの「アヴェ・マリア」は聞いたことがありますが、
カッチーノという作曲家は初めて聞く名前で、
当然、「アヴェ・マリア」も聞いたことがないと思っていました。、

しかし、流された曲を聞くと、どこかで聞いたことがあるように思ったのですが、
映画やTVのBGMに使われることが多いと聞いて納得しました。

心に沁みるよい曲です。

番組では司会者の作曲家・加羽沢美濃さんが編曲したピアノ曲を自ら演奏したのですが、
本当に感激しました。




また、YouTubeで見つけた、
ソプラノの森麻季さんが歌うアリアを紹介しておきます。



by osamukunn | 2016-12-22 14:02 | クラシック音楽 | Comments(0)

ウイーン国立歌劇場来日公演「ワルキューレ」

2016年11月9日(水)東京文化会館 15:00~20:00

リヒャルト・ワーグナー作曲 楽劇「ワルキューレ」全3幕

指揮:アダム・フィッシャー
演出:スヴェン=エリック・ベヒトルフ

ジークムント:クリストファー・ヴェントリス
フンディング:アイン・アンガー
ヴォータン:トマス・コニエチュニー
ジークリンデ:ペトラ・ラング
ブリュンヒルデ:ニーナ・シュテンメ
フリッカ:ミヒャエラ・シュースター
ヘルムヴィーゲ:アレクサンドラ・ロビアンコ
ゲルヒルデ:キャロライン・ウェンボーン
オルトリンデ:ヒョナ・コ
ワルトラウテ:ステファニー・ハウツィール
ジークルーネ:ウルリケ・ヘルツェル
グリムゲルデ:スザンナ・サボー
シュヴェルトライテ:ボンギヴェ・ナカニ
ロスヴァイセ:モニカ・ボヒネク

ウィーン国立歌劇場管弦楽団、ウィーン国立歌劇場舞台オーケストラ

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ウィーン国立歌劇場が引っ越し公演で来日し、しかも演目は大好きなワルキューレということもあって、
チケット発売と同時に安いE,F席をネットで取ろうとしたが買うことが出来ず。
仕方なく後日発売のD席(33,000円)を何とか確保した。
東京に義理の姉が住んでいるので妻と二人、2泊3日で東京に車で出かけることにした。
なお、このブログでは妻のことをフリッカと呼んでいるが、
ワルキューレの第2幕ではヴォータンの妻フリッカが登場する。

東京文化会館は初めてであり、席は4階左端のL3の4番。

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心配していた音響は何の問題も無く、舞台の後方及び左側が見えないのは残念だが、
指揮者のアダム・フィッシャーやオーケストラは良く見える席だった。
会場は高額チケット、平日の午後3時という時間帯にもかかわらず約8割の入りといったところか。


まず、全体の印象から述べると、本当に素晴らしい大感激の公演だった。
CDや映像で20種以上のワルキューレを観たり聴いたりしているが、
私にとって間違いなくベスト3に入るだろう。
アダム・フィッシャーの指揮は少し遅めのテンポで、
ライトモチーフを実に鮮やかに浮かび上がらせるワーグナーのリングに精通した指揮ぶりで、
正にプロフェッショナルという印象。
プログラムによると、戦後、ウイーン国立歌劇場とバイロイトの両方で、
「指環」全4部作を指揮したのは5人いて、アダム・フィッシャーはその一人とのこと。
ちなみに他の4人は、カラヤン、ホルスト・シュタイン、ペーター・シュナイダー、ティーレマン。
ウイーン国立歌劇場管弦楽団からは何とも言うようがない気品に溢れた音色が聞こえ、
特にチェロ、コントラバスの音色には圧倒された。
歌手陣も全て素晴らしく、演奏に集中できる何も意図が無い?演出も良かった。

以下各幕の感想について順次述べてみたい。

<第1幕>
オケピットには大人数のメンバーが座り、チェロ8、コントラバス6は分かったが他の弦の人員は不明。
アダムが登場し前奏曲が始まったが、まずはウイーン国立歌劇場管弦楽団の音色に圧倒され、
特にチェロ、コントラバスからは今まで聴いたことが無いビロードのような音色が聞こえてきた。
木管や金管も素晴らしかったがオーボエのチャルメラのような音色には参った。
遠くでよく解らなかったがピットには日本人のトラも入っていたように見えたが・・・。
また、金管やティンパニ奏者が時々席を外すのが見えて面白かった。
歌手陣は3人とも素晴らしく、特にジークムントのクリストファー・ヴェントリスが良かった。
ただし終幕前の盛り上げの少し前は声が出ていなかったように聞こえた。
アダムの指揮に応えて圧倒的な勢いで終幕となった時には鳥肌が立ってしまった。

<第2幕>
ヴォータンとフリッカのやり取りは時として冗長に感じられることも多いが、
全くそのような事は無かった。
フリッカのミヒャエラ・シュースターの演技が上手かったせいなのかな?
「死の告知」の場面でオケの出だしのアンサンブルが悪い所が目立ったが、
アダム・フィッシャーのおっかけさんのブログによるとホールのオケピット構造による影響もあったようだ。
中ダルミになることが多い第2幕であるが、居眠りすることも無く、オペラに集中することが出来た。
演出面では金色のシャレコウベが2個置かれているのはジークムントとジークリンデの事か?
しかし、後半では二人が登場するので意味不明。
また、オオカミと思われる死骸の意味も理解できなかった。

<第3幕>
ワルキューレの騎行で第3幕が始まったが、
8人のワルキューレがやたら動き回る演出には少しガッカリしたが、
ブリュンヒルデがジークリンデに子供を宿していると告げる場面でジークフリートのテーマが流れ、
その後にジークリンデが救済のテーマを朗々と歌った時には目頭が熱くなってしまった。
アダムが作り出した音楽に大感激!
そして、「ヴォータンの別れと魔の炎の音楽」でクライマックスを迎え、
プロジェクション・マッピングによる炎の演出の後、
消えるようにオケの音が途絶えた時には大喝采となった。

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いや~、やっぱりワーグナーは良いですね。
しかも、世界最高峰のオペラハウスの公演を生で聴けるとは。
わざわざ東京まで聴きに行った甲斐がありました。

私にとって一生忘れる事ができないオペラ公演となりました。
by osamukunn | 2016-11-11 13:56 | クラシック音楽 | Comments(0)

辻井伸行/ヨーロッパ室内管弦楽団 演奏会

2016年10月27日(木)愛知県芸術劇場コンサートホール 18:45~

オール・モーツアルト・プログラム
歌劇「コジ・ファン・トゥッテ」K588 序曲
ピアノ協奏曲第26番二長調K537<戴冠式>
(ピアニスト・アンコール)トルコ行進曲
<休憩>
ディヴェルティメントヘ長調K138(125c)
交響曲第41番ハ長調K551<ジュピター>
(アンコール:同上第3楽章の一部)

リーダー&ディレクター:ロレツァ・ボラーニ
管弦楽:ヨーロッパ室内管弦楽団
ピアノ:辻井伸行

久々にコンサートに出かけた。
盲目のピアニスト辻井くんのピアノを一度生で聴きたいと思っていたところ、
ヨーロッパ室内管弦楽団とモーツアルトを演奏するとあって、
チケット発売日にネットでゲットした。

辻井くんの演奏ぶりを近くで見たいと思い、オルガン席の最前列、B席10,000円の席。
私にとってはチケット代を弾んだ。
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           辻井くん人気から客席はほぼ9割の入り


今日の演奏会では指揮者無しでコンサートマスターのロレツァ・ボラーニさん(女性)がリードして演奏した。
対向9-9-6-5-3の小振りな編成で1曲目の「コジ・ファン・トゥッテ」序曲が始まった。
開始早々、オーボエの音色の良さに驚く。
この席からは管楽器の音がよく聞こえたが、どのプレイヤーもトップ・プレイヤーという印象。
ただし、ノン・ビブラート演奏、トランペット、ティンパニは古式という演奏スタイルからすると、
全体を通してフルートの音色だけが少し浮いていた(現代風に演奏していた)ように感じた。


ボラーニさんに連れられて辻井くんが登場し<戴冠式>の演奏が始まった。
聞き終わっての正直な感想としては、辻井くんにとってモーツアルトは少し早すぎるのでは?と感じた。
盲目ながらハイ・テクニックな演奏が特徴である辻井くんの演奏は、
軽やかなメロディーと爽快なテンポのモーツアルトは少しミス・マッチしているように感じ、
演奏も気合が入りすぎているように聞こえた。
カデンツァは辻井くんの作曲のようだが、彼の作品のメロディーの一部が聞こえたように感じたが・・・
彼はまだこの曲を弾きこなしていないように感じ軽微なミスタッチも聞こえたように思う。
いっぽう、アンコールは何度も弾いている「トルコ行進曲」。
モーツアルトが弾いているような若々しい演奏であった。
演奏後は大歓声で辻井くんも大変嬉しそうであった。
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      コンデジであわてて撮ったが残念ながら辻井くんは映っていなかった
        芸文ホールは演奏後の写真撮影も禁止しており腹立たしい


休憩の後は、弦だけのディヴェルティメントヘ長調K138。
まるで弦楽5重奏のように聞こえる素晴らしい演奏で大変感銘を受けた。

次はモーツアルト最後の交響曲<ジュピター>。
これも素晴らしい演奏で特に第4楽章の盛り上がりは素晴らしかった。
ただし、第4楽章の再現部も反復して演奏していたと思うが、
このような演奏を聞いたのは初めてで、やや冗長に感じた。

ヨーロッパ室内管弦楽団は、やはり素晴らしいオーケストラであったが、
もう一度、指揮者ありで聞いてみたいと思った。
by osamukunn | 2016-10-28 12:52 | クラシック音楽 | Comments(0)