カテゴリ:クラシック音楽( 102 )

バイエルン国立歌劇場来日公演「タンホイザー」

2017925日(月) NHKホール 15002000


リヒャルト・ワーグナー作曲 歌劇「タンホイザー」全3


指揮:キリル・ペテレンコ

演出・美術・衣装・照明:ロメオ・カステルッチ


領主ヘルマン:ゲオルク・ツェッペンフェルト

タンホイザー:クラウス・フロリアン・フォークト

ヴォルフラム:マティアス・ゲルネ

エリーザベト、領主の姪:アンネッテ・ダッシュ

ヴェーヌス:エレーナ・パンクラトヴァ

バイエルン国立管弦楽団

バイエルン国立歌劇場合唱団


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昨年のウイーン国立歌劇場の「ワルキューレ」に続いて

バイエルン国立歌劇場の引っ越し公演を観に行くことにした。

安いE、F席をネット発売日に取ろうとしたが今期もダメで

仕方なくD席(32,000円)を確保した。

E,F席をゲットするのにはどうしたら良いのだろうか?

今年も東京にはフリッカと二人で車で行くことにして

義姉のマンションに二晩お世話になった。


会場のNHKホールは初めてで、席は3階C9列41番。

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NHKホールは公演が始まっていなくても何故か撮影禁止。
あわてて写真を撮ったのでピンボケになってしまった


総座席数約3,500の巨大ホールの最上階で、しかも後ろから5列目という席。

舞台は全部見えたが、オーケストラ・ピットは半分ほどしか見えず、

ペトレンコの指揮は全く見えず。

しかも前に大男が座ったので舞台が一部隠れてしまった。

ただし、舞台をずっと観ていなければならないような演出では無かったので、

途中から音楽に集中できて気にならなくなった。


今回の公演を観に行こうと思ったのは次期ベルリン・フィルの音楽監督になる

ペトレンコの指揮する音楽を聴いてみたかったから。

一言で感想を述べるなら極めてオーソドックスな演奏で、

悪く言うと平凡でワーグナー独特の重厚感を感じる場面も少なかった。

これには、NHKホールという巨大なホールが影響して

オーケストラの音がどうしても弱くなるのが影響しているのかもしれない・・・


バイエルン国立歌劇場管弦楽団は、特に大きなミスも無く無難な演奏をしていた。

木管のバランスが良く心地よい響きを楽しむことができた。


次に演出について。

イタリア人演出家ロメオ・カステルッチによる演出はシンプルで絵画的だが

オペラのストーリーとの関係性が全く分からず、

読み替え演出でもないようだった。

また歌手の動きはほとんど無く、一昔前のオペラを観ているような感じ。

序曲が始まると弓矢を持ったトップレスの女性が多く表れ

中央上部の人間の顔に向かって矢を放つ。

一体どんな意味があるの?

2幕では中央に四角い箱が置かれていて、この箱に字のようなものが現れたり、

最後はグロテスクなタコのような物体が浮かび上がる。

全く意味不明。

さらに3幕では、

タンホイザーとエリーザベトの御棺のような物が置かれているが、

そこには「クラウス」と「アンネッテ」と書かれていた。

歌手の名前とはどういう事?

とにかく最近のオペラは意味不明な演出が多く音楽に集中できない。

困ったものだ。


最後に歌手について。

タンホイザーのクラウス・フロリアン・フォークトはさすがの美声であるが、

彼にはこの役には向いていないのでは?

もっともクラウスの「ローエングリン」のタイトルロールが

本当に素晴らしいからかもしれない。

エリーザベトのアンネッテ・ダッシュも

「ローエングリン」のエルダの印象が強く私には何か物足りなかった。

「タンホインザー」の主役とも言えるヴォルフラムのマティアス・ゲルネには

少しガッカリさせられた。声が不調だったかも?

聞かせ所の3幕の「夕星の歌」では歌声が小さく感動できなかった。


良かったのはバイエルン国立歌劇場の合唱団。

舞台裏からのppによる合唱を聞いていて鳥肌が立ってきた。

またクライマックスの「巡礼の合唱」は本当に力強く、

NHKホールという巨大なホールでも男性合唱が朗々と響いていた。


ペトレンコの「タンホイザー」、期待していたほどの感動は得られなかったが、

素晴らしい合唱を生で聴けて、

わざわざ東京まで聴きに行った甲斐があった思った。



by osamukunn | 2017-09-27 08:18 | クラシック音楽 | Comments(2)

バイロイト音楽祭2017現地便り

私が何時も読んでいる2つのブログが期せずして同時に、
今夏のバイロイト音楽祭の現地レポートをしています。


今年の新制作「ニュルンベルグのマイスタージンガー」の評判が良いようで、
バイロイトでは珍しく終幕後にブーイングが出なかったとのこと。
バリー・コスキーによるワーグナー家を中心にした読み替えの演出が
注目を集めているようです。

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昨日の午前0時よりNHKBSプレミアムでこの上演を放送していましたので、
当然、録画しました。

とりあえず前奏曲から1幕の途中まで、そして3幕の途中から終幕まで観てみたのですが、
ワーグナーの音楽よりもバリー・コスキーの演出に重きを置いた上演だと感じました。
前奏曲などはテンポが速く、舞台で演じられるワーグナー家のドラマのBGMのようで、
「マイスタージンガー前奏曲」独特の荘厳なイメージは全くありませんでした。

3幕通して鑑賞したら、またブログ・アップします。


by osamukunn | 2017-08-22 07:40 | クラシック音楽 | Comments(0)

大野和士/東京都交響楽団

先週の日曜日に久々にコンサートに出かけた。
風邪をひいて体調が万全で無かったので感想を書くほど集中できなかったが、
記録のために書いておく。

2017年3月19日(日)愛知県芸術劇場コンサートホール 14:00~

ブラームス ピアノ協奏曲第1番ニ短調 作品15
<休憩>
ブラームス 交響曲第4番ホ短調 作品98
(アンコール:ブラームス ハンガリー舞曲第2番)

指揮:大野和士
管弦楽:東京都交響楽団
ピアノ;シュテファン・ヴラダー(ニコライ・ルガンスキーから変更)

席は音響的に全く問題が無い3階3列37番のA席で4,500円と良心的な値段。
国内オーケストラのコンサートは手頃な料金なのでありがたい。
なお、今回の演奏会も大学・会社の先輩Oさんと一緒だったが、Oさんはいつものように2階席。

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舞台の上には協奏曲としては大編成の12-12-10-8-6の普通配列の弦と
2管編成のオケが並んでブラームスのピアノ協奏曲1番の演奏が始まった。
ピアノ・パートがある交響曲と称される曲だけあって私も好きな曲であるが、
二日前ほどから風邪をひいて薬を飲んでいたせいか半分ぐらいウトウトしてしまった。
急遽、ピアニストが変わったせいか、ソリストのアンコールは無かった。

休憩の後は、気合を入れて聞くことにした。
おかげで、今度は居眠りをすることなく大野和士のブラームスを楽しむことができた。
私にとって大野和士はオペラ指揮者の印象が強くて、
彼が指揮するオペラ以外の曲を聴いたのは初めてかもしれない。
全体的な印象としてはオーソドックスな演奏で安心して聴くことが出来た。
メローディーラインの中で最高音部近くでテンポを意識的に落として演奏している箇所が
数か所あり、新鮮に感じた。
2018年9月より新国立劇場オペラ芸術監督に就任するようなので、
彼のオペラを生で聴いてみたいと思っている。

東京都交響楽団は以前インパルの指揮で聴いたことがあるが、
今回も素晴らしい演奏を聴かせてくれた。
ただし、トランペット、トロンボーンの金管部が弱いという印象も持った。

次の演奏会の予定はまだ決まっていないが、
今秋のバイエルン国立歌劇場の来日公演のタンホイザー(指揮:ペテレンコ)のチケットが
今週土曜日の22:00から発売になるので、
何とか安い席をゲットしたいと思っている。
by osamukunn | 2017-03-23 08:48 | クラシック音楽 | Comments(0)

カッチーニのアヴェ・マリア

午前にBSプレミアムで「らららクラシック」の再放送を見ていました。

クリスマス時期とあって3人の作曲家の「アヴェ・マリア」について放映していました。
3人の作曲家とは、グノー、シューベルト、カッチーノ。

私はグノーとシューベルトの「アヴェ・マリア」は聞いたことがありますが、
カッチーノという作曲家は初めて聞く名前で、
当然、「アヴェ・マリア」も聞いたことがないと思っていました。、

しかし、流された曲を聞くと、どこかで聞いたことがあるように思ったのですが、
映画やTVのBGMに使われることが多いと聞いて納得しました。

心に沁みるよい曲です。

番組では司会者の作曲家・加羽沢美濃さんが編曲したピアノ曲を自ら演奏したのですが、
本当に感激しました。

YouTubeで見つけた、
美濃さんが演奏しているピアノ曲とソプラノの森麻季さんが歌うアリアを紹介しておきます。

美濃さんのピアノ曲は埋め込み出来ませんのでここをクリックしてください。


by osamukunn | 2016-12-22 14:02 | クラシック音楽 | Comments(0)

ウイーン国立歌劇場来日公演「ワルキューレ」

2016年11月9日(水)東京文化会館 15:00~20:00

リヒャルト・ワーグナー作曲 楽劇「ワルキューレ」全3幕

指揮:アダム・フィッシャー
演出:スヴェン=エリック・ベヒトルフ

ジークムント:クリストファー・ヴェントリス
フンディング:アイン・アンガー
ヴォータン:トマス・コニエチュニー
ジークリンデ:ペトラ・ラング
ブリュンヒルデ:ニーナ・シュテンメ
フリッカ:ミヒャエラ・シュースター
ヘルムヴィーゲ:アレクサンドラ・ロビアンコ
ゲルヒルデ:キャロライン・ウェンボーン
オルトリンデ:ヒョナ・コ
ワルトラウテ:ステファニー・ハウツィール
ジークルーネ:ウルリケ・ヘルツェル
グリムゲルデ:スザンナ・サボー
シュヴェルトライテ:ボンギヴェ・ナカニ
ロスヴァイセ:モニカ・ボヒネク

ウィーン国立歌劇場管弦楽団、ウィーン国立歌劇場舞台オーケストラ

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ウィーン国立歌劇場が引っ越し公演で来日し、しかも演目は大好きなワルキューレということもあって、
チケット発売と同時に安いE,F席をネットで取ろうとしたが買うことが出来ず。
仕方なく後日発売のD席(33,000円)を何とか確保した。
東京に義理の姉が住んでいるので妻と二人、2泊3日で東京に車で出かけることにした。
なお、このブログでは妻のことをフリッカと呼んでいるが、
ワルキューレの第2幕ではヴォータンの妻フリッカが登場する。

東京文化会館は初めてであり、席は4階左端のL3の4番。

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心配していた音響は何の問題も無く、舞台の後方及び左側が見えないのは残念だが、
指揮者のアダム・フィッシャーやオーケストラは良く見える席だった。
会場は高額チケット、平日の午後3時という時間帯にもかかわらず約8割の入りといったところか。


まず、全体の印象から述べると、本当に素晴らしい大感激の公演だった。
CDや映像で20種以上のワルキューレを観たり聴いたりしているが、
私にとって間違いなくベスト3に入るだろう。
アダム・フィッシャーの指揮は少し遅めのテンポで、
ライトモチーフを実に鮮やかに浮かび上がらせるワーグナーのリングに精通した指揮ぶりで、
正にプロフェッショナルという印象。
プログラムによると、戦後、ウイーン国立歌劇場とバイロイトの両方で、
「指環」全4部作を指揮したのは5人いて、アダム・フィッシャーはその一人とのこと。
ちなみに他の4人は、カラヤン、ホルスト・シュタイン、ペーター・シュナイダー、ティーレマン。
ウイーン国立歌劇場管弦楽団からは何とも言うようがない気品に溢れた音色が聞こえ、
特にチェロ、コントラバスの音色には圧倒された。
歌手陣も全て素晴らしく、演奏に集中できる何も意図が無い?演出も良かった。

以下各幕の感想について順次述べてみたい。

<第1幕>
オケピットには大人数のメンバーが座り、チェロ8、コントラバス6は分かったが他の弦の人員は不明。
アダムが登場し前奏曲が始まったが、まずはウイーン国立歌劇場管弦楽団の音色に圧倒され、
特にチェロ、コントラバスからは今まで聴いたことが無いビロードのような音色が聞こえてきた。
木管や金管も素晴らしかったがオーボエのチャルメラのような音色には参った。
遠くでよく解らなかったがピットには日本人のトラも入っていたように見えたが・・・。
また、金管やティンパニ奏者が時々席を外すのが見えて面白かった。
歌手陣は3人とも素晴らしく、特にジークムントのクリストファー・ヴェントリスが良かった。
ただし終幕前の盛り上げの少し前は声が出ていなかったように聞こえた。
アダムの指揮に応えて圧倒的な勢いで終幕となった時には鳥肌が立ってしまった。

<第2幕>
ヴォータンとフリッカのやり取りは時として冗長に感じられることも多いが、
全くそのような事は無かった。
フリッカのミヒャエラ・シュースターの演技が上手かったせいなのかな?
「死の告知」の場面でオケの出だしのアンサンブルが悪い所が目立ったが、
アダム・フィッシャーのおっかけさんのブログによるとホールのオケピット構造による影響もあったようだ。
中ダルミになることが多い第2幕であるが、居眠りすることも無く、オペラに集中することが出来た。
演出面では金色のシャレコウベが2個置かれているのはジークムントとジークリンデの事か?
しかし、後半では二人が登場するので意味不明。
また、オオカミと思われる死骸の意味も理解できなかった。

<第3幕>
ワルキューレの騎行で第3幕が始まったが、
8人のワルキューレがやたら動き回る演出には少しガッカリしたが、
ブリュンヒルデがジークリンデに子供を宿していると告げる場面でジークフリートのテーマが流れ、
その後にジークリンデが救済のテーマを朗々と歌った時には目頭が熱くなってしまった。
アダムが作り出した音楽に大感激!
そして、「ヴォータンの別れと魔の炎の音楽」でクライマックスを迎え、
プロジェクション・マッピングによる炎の演出の後、
消えるようにオケの音が途絶えた時には大喝采となった。

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いや~、やっぱりワーグナーは良いですね。
しかも、世界最高峰のオペラハウスの公演を生で聴けるとは。
わざわざ東京まで聴きに行った甲斐がありました。

私にとって一生忘れる事ができないオペラ公演となりました。
by osamukunn | 2016-11-11 13:56 | クラシック音楽 | Comments(0)

辻井伸行/ヨーロッパ室内管弦楽団 演奏会

2016年10月27日(木)愛知県芸術劇場コンサートホール 18:45~

オール・モーツアルト・プログラム
歌劇「コジ・ファン・トゥッテ」K588 序曲
ピアノ協奏曲第26番二長調K537<戴冠式>
(ピアニスト・アンコール)トルコ行進曲
<休憩>
ディヴェルティメントヘ長調K138(125c)
交響曲第41番ハ長調K551<ジュピター>
(アンコール:同上第3楽章の一部)

リーダー&ディレクター:ロレツァ・ボラーニ
管弦楽:ヨーロッパ室内管弦楽団
ピアノ:辻井伸行

久々にコンサートに出かけた。
盲目のピアニスト辻井くんのピアノを一度生で聴きたいと思っていたところ、
ヨーロッパ室内管弦楽団とモーツアルトを演奏するとあって、
チケット発売日にネットでゲットした。

辻井くんの演奏ぶりを近くで見たいと思い、オルガン席の最前列、B席10,000円の席。
私にとってはチケット代を弾んだ。
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           辻井くん人気から客席はほぼ9割の入り


今日の演奏会では指揮者無しでコンサートマスターのロレツァ・ボラーニさん(女性)がリードして演奏した。
対向9-9-6-5-3の小振りな編成で1曲目の「コジ・ファン・トゥッテ」序曲が始まった。
開始早々、オーボエの音色の良さに驚く。
この席からは管楽器の音がよく聞こえたが、どのプレイヤーもトップ・プレイヤーという印象。
ただし、ノン・ビブラート演奏、トランペット、ティンパニは古式という演奏スタイルからすると、
全体を通してフルートの音色だけが少し浮いていた(現代風に演奏していた)ように感じた。


ボラーニさんに連れられて辻井くんが登場し<戴冠式>の演奏が始まった。
聞き終わっての正直な感想としては、辻井くんにとってモーツアルトは少し早すぎるのでは?と感じた。
盲目ながらハイ・テクニックな演奏が特徴である辻井くんの演奏は、
軽やかなメロディーと爽快なテンポのモーツアルトは少しミス・マッチしているように感じ、
演奏も気合が入りすぎているように聞こえた。
カデンツァは辻井くんの作曲のようだが、彼の作品のメロディーの一部が聞こえたように感じたが・・・
彼はまだこの曲を弾きこなしていないように感じ軽微なミスタッチも聞こえたように思う。
いっぽう、アンコールは何度も弾いている「トルコ行進曲」。
モーツアルトが弾いているような若々しい演奏であった。
演奏後は大歓声で辻井くんも大変嬉しそうであった。
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      コンデジであわてて撮ったが残念ながら辻井くんは映っていなかった
        芸文ホールは演奏後の写真撮影も禁止しており腹立たしい


休憩の後は、弦だけのディヴェルティメントヘ長調K138。
まるで弦楽5重奏のように聞こえる素晴らしい演奏で大変感銘を受けた。

次はモーツアルト最後の交響曲<ジュピター>。
これも素晴らしい演奏で特に第4楽章の盛り上がりは素晴らしかった。
ただし、第4楽章の再現部も反復して演奏していたと思うが、
このような演奏を聞いたのは初めてで、やや冗長に感じた。

ヨーロッパ室内管弦楽団は、やはり素晴らしいオーケストラであったが、
もう一度、指揮者ありで聞いてみたいと思った。
by osamukunn | 2016-10-28 12:52 | クラシック音楽 | Comments(0)

宗次ホール

昨日、宗次ホールのランチタイム・コンサートに行ってきました。
宗次ホールは、カレーのCoCo壱番屋の創業者宗次徳二氏が私財を投じ建設した
クラシック専門のコンサートホールです。
客席数は1,2階合わせて310の小さなホールで、主に独奏者によるコンサートが開かれています。

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私はクラシック音楽の中でもオペラやオーケストラ曲が好きですので、宗次ホールに行ったのは
昨日が初めてでした。

それでは何故昨日行ったかというと、
高校の同級生の息子さんがロンドンでクラシック音楽の歴史などを研究しており、
同時にヴァイオリンとヴィオラを学んでいるそうで、
その先生はロンドン大学ゴールドスミス校音楽学部の教授とのこと。
この教授はソロ活動もしており、今回、シンガポール公演の後に来日することになり、
昨日、コンサートを行う事になった次第です。
せっかくの機会ですので高校の同級生を誘い合わせ10名以上で昨日聞きに行ってきました。

ヴァイオリン&ヴィオラはデヴォリナ・ガマロウ教授、
ピアノ伴奏はロンドン大学ゴールドスミス校で学んだことがある村瀬文菜さん、
そして曲の解説は高校の同級生の息子さんが行いました。

プログラムはバロックから始まり、チャイコフスキーの「メロディー」「憂鬱なセレナード」、
ブラームスのハンガリー舞曲やオペラのアリアのヴィオラ演奏(編曲は演奏者のガマロワ教授)、
そして、有名な「タイスの瞑想曲」、「ツィゴイネルワイゼン」で終わるという幅広い内容でした。

私はヴァイオリンやヴィオラのソロ演奏会に行ったことはありませんが、
全体的には、テクニックではソロ活動している演奏家の域には達していないと思いましたが、
大学の演奏科の教授だけあって、感情の表現については上手く演奏していたという印象を受けました。
また、ヴァイオリンよりもヴィオラの方が得意なのでは?という印象で、
ヴィオラ独特のふくよかな音色を楽しむことができました。
特に、サン=サーンスの歌劇「サムソンとデリラ」からのアリア“あなたの声に我が心は開く”の演奏は
素晴らしかったです。
このアリアはメゾ・ソプラノのガランチャが歌っている映像を見て大好きになり、
昨日もガマロワ教授のヴィオラ演奏を聞いている途中で目頭が熱くなってきました。



今までヴァイオリンやピアノの独奏を聞くことはほとんど有りませんでしたが、
今後は、これを機会にたまには聞いてみようと思っています。
by osamukunn | 2016-09-15 09:21 | クラシック音楽 | Comments(0)

広上淳一/京都市交響楽団 演奏会

一昨日コンサートを聞きに名古屋に出かけました。
広上淳一指揮の京都市交響楽団の演奏会です。
いつもコンサートで一緒になる大学オケの先輩Oさんから勧められて、
広上さんの「悲愴」を聞きに行くことにしました。


2016年6月16日(木)愛知県芸術劇場コンサートホール 18:45~

サン=サーンス:ピアノ協奏曲第5番ヘ長調「エジプト風」作品103
(ピアニスト・アンコール)ドビュッシー:亜麻色の髪の乙女
<休憩>
チャイコフスキー:交響曲第6番ロ短調「悲愴」作品74
(アンコール:チャイコフスキー:弦楽四重奏曲第1番第2楽章「アンダンテ・カンタービレ」)

指揮:広上淳一
管弦楽:京都市交響楽団
ピアノ:荻原麻末

最も高いプラチナ席でも6,000円という良心的な値段だったので、
私にしては珍しい2階12列23番という五つ星の席をゲットした。
ちなみにOさんは2階正面の最前列席であった。

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10-10-8-6-4の普通配列の弦と2管編成のオケでサン=サーンスのピアノ協奏曲が始まったが、
弦からはギスギスした音が聞こえ、木管からは柔らかい音色が全く聞こえず、
京都市交響楽団は噂程では無いと思った。
また若い萩原麻末のピアノは、やたらガンガン弾くという印象しか残らなかった。
もっとも、サン=サーンスのピアノ協奏曲5番を聞くのは初めてであり、
どうにも理解しがたい曲であったので、演奏に対しても悪い印象しか残らなかったかも。


後半は楽しみにしていたチャイコフスキーの「悲愴」。
舞台には弦が12-12-10-8-7と少し増えたオケが並んだ。
第1楽章冒頭のファゴットは良かったが、もう少し弱く演奏して欲しかったという印象。
なお、ファゴット奏者は、冒頭のソロ用に特別なリードを使用していたと思われる。
その後、広上氏のメリハリの効いた指揮で見事な演奏が続き、
これが京都市交響楽団の本当の響きだったのだろう。
広上氏の作り出す音楽は、コブシの効いた演歌のような印象を受け、
広上流、いや広上節と言った方が的確な素晴らしい第1楽章であった。

第2楽章は普通の演奏で、3楽章もどちらかというと抑え気味の演奏であった。
そして、いよいよ第4楽章となるのだが、何故か広上氏は第3楽章の後に休憩を入れた。
第3楽章、第4楽章と連続して演奏するのだが通例となっているだけに広上氏の意図が知りたい。
案外、単に休むだけかも・・・

快演を続けてきたオケも第4楽章になって2,3か所ミスをしたように聞こえた。
最初は開始早々の弦とファゴットの演奏箇所でアンサンブルが乱れた。
もっとも原因は広上氏の指揮にあるのかもしれない。
他にも音の出だしが揃わなかった所が2,3か所あったが、
その原因は広上氏の明確でない指揮ぶりにあったように思うが・・・
次は、ドラが鳴る前に舞台左側からビリビリした音が聞こえてきたので何の音だろうかと思って
演奏会が終わってOさんに聞いたら、ミュートをかけたホルンの音のようだった。
こんな雑音のような音を聞いたのは初めてだ。
そして、終了間際にコントラバスがピッチカートを演奏する所で、一か所揃わらなかった所があった。


初めて生で見た広上氏の指揮ぶりは非常にダイナミックで、
小さな体を一杯に使ったメリハリがある指揮ぶりが印象に残った。
ただし、パウゼの後に演奏を開始する際の息使いの音が聞こえてきたケースが多かったのは、
私は少し問題だと思う。
指揮者は、いくら興が乗っても音は出すべきでは無いと思っている。

アンコールの「アンダンテ・カンタービレ」も良かった。
見事に揃った弦の演奏が素晴らしかった。

辛口な感想も書きましたが、広上節の「悲愴」に充分満足した演奏会でした。
by osamukunn | 2016-06-18 08:42 | クラシック音楽 | Comments(0)

ウイーン国立歌劇場来日公演

本日10時からウイーン国立歌劇場の来日公演のチケットが先行発売されD席を何とかゲットしました。
E,F席の先行発売時にはチケットをゲットできなかっただけに良かったです。
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ゲットしたのは「ワルキューレ」の11月9日(水)公演のD席(4階 L3 列 4 番)です。
最初は6日(日)のチケットを確保しかけたのですが、最終申込み段階で受け付けてもらえず、
何とか平日の9日の分を確保しました。

D席は33,000円ですが別途サービス料:810円、システム利用料:216円などが必要で、
さきほどコンビニで34,242円を払ってきました。

コンサートのチケットをインターネットで入手すると
余分な費用が必要なのは納得できませんが仕方がありません。
ネットで申し込むと割引になるのが普通なのですが・・・

なお、公演会場は東京文化会館ですのでフリッカと二人で東京の親戚に2泊3日で泊りに行き、
中日に私だけオペラを観に行こうと思っています。
by osamukunn | 2016-05-30 10:57 | クラシック音楽 | Comments(0)

トヨタ・マスター・プレイヤーズ、ウィーン/マーラー交響曲第9番

「トヨタ・マスター・プレイヤーズ、ウィーン」は、
トヨタが協賛してウィーンフィルおよびウィーン国立歌劇場のメンバーを中心に特別編成された
30名程度のオーケストラで、毎年この時期に日本各地でコンサートを開催しています。
そしてトヨタが協賛しているだけあって名古屋だけは「ウィーン・グランド・コンサート」と称して、
名古屋フィルハーモニー管弦楽団のメンバーが加わり、大編成が必要な曲を演奏しています。

私は2010年に初めて聞きに行き本場ウィーンの音色に感動したとブログに書いています
その後、11年は東日本大震災で中止、12年は行ったか行かなかったかの記憶が無く、
13年のマーラー5番は聞きに行ったのですが
寝不足のため演奏会中に寝てしまいブログに感想も書いていませんでした。
14,15年はR・シュトラウスのためにパスし、
今年はマーラーの9番ということで久々に聞きに行ってきました。


2016年4月5日(火)愛知県芸術劇場コンサートホール 18:45~

「トヨタ・マスター・プレイヤーズ、ウィーン」のための前奏曲『イトトラーダ』
ベートーヴェン:バレエ音楽『プロメテウスの創造物』序曲 作品43
プロコフィエフ:交響曲第1番『古典』 作品25
-休憩―
マーラー:交響曲第9番ニ長調
<アンコール>
ヨーゼフ・シュトラウス:ワルツ『天体の音楽』

管弦楽:トヨタ・マスター・プレイヤーズ、ウィーン
第2部 指揮:下野竜也 名古屋フィルハーモニー交響楽団

席はいつもの3F正面5列24番。音響的には文句の無い席でした。

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1部は5-4-3-3-2の普通配列の弦と
2管編成のトヨタ・マスター・プレイヤーズによる演奏で指揮者は無し。
10年の時にはオーボエとクラリネットの音が素晴らしいと書いてあったが、
今回はフルートとオーボエの音色が普通のオケのように聞こえた。
休憩時にパンフレットを見てみると、フルートはウィーン交響楽団のトップ、
オーボエはソロ・プレイヤーズでは無かったようだ。
1部の音楽の印象は指揮者不在のためかテンポに大きな変化が無く、
聞いていて特に感動することも無い普通のオケの演奏というイメージ。
おまけに、プロコフィエフの4楽章の出だしでアンサンブルが乱れたように聞こえ、
これがウィーンフィルの演奏かと正直少しガッカリした。

休憩後は楽しみにしていたマーラーの9番。
精神異常に陥っていたマーラーが最後に完成させた交響曲を果たしてどのように演奏するのか・・・。
舞台上には名フィルのメンバーも加わり、14-14-10-10-8の普通配列の弦、
倍管(4管?)編成の管、ティンパニ2台、ハープ2台の大編成のオケが並んだ。

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指揮者の下野氏が登場して音楽が始まる前に彼の背の低さにビックリ。
しかし、小柄な彼が大編成のオケから引き出した音楽には充分感動することが出来た。
特にホルンが素晴らしく、ソロのヤネツイック氏だけではなく
名フィルメンバー2人を加えた4人は抜群に上手かった。
ただし、1楽章が始まって最初のフォルテシモでピッコロがもろに音程を外した?のには驚いた。
当然、奏者は名フィルメンバー。
そしていよいよ4楽章のアダージョが始まったのだが
第2ヴァイオリンがこんなに活躍しているとは今まで知らなかった。
マーラーが楽譜に「息絶えるように」と書き込んだ終結部で舞台照明が暗くなる演出は良かった。
それにしても、最弱音での緊張した演奏途中で
デリカシーが無い咳が2,3回聞かれたのは非常に残念であった。

いつも演奏会で一緒になる大学オケの先輩Oさんと拍手のフライングが心配だと話していたら、
案の定、数人が下野氏が腕を降ろす前に拍手をしたが直ぐに止め、
腕を降ろしてから大きな拍手とブラボーが始まった。
なお、2回目の拍手の叩きだしは私だった。

第1部は少しガッカリした演奏であったが第2部のマーラーの9番は大満足であった。


今年の秋にはウィーン国立歌劇場の引っ越し公演があり、
私は「ワルキューレ」を東京まで観に行こうと思っています。
今月24日(土)10時からE,F席の先行発売があるが果たして無事チケットを入手できるか・・・
by osamukunn | 2016-04-06 11:09 | クラシック音楽 | Comments(0)


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